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ダヴィデ・ヴォンパク、川口隆夫、ふくだぺろによる2日間のオープン・プログラム。「ウイルスがヒントをくれる未来」というテーマのもと、アーティストやパフォーマー、研究者を招いてパフォーマンスや展示、ワークショップ、トークなどを行う。参加者と様々な知見やアイデアを交換し、一緒に、ウイルスと共に生きる未来を考えるプロジェクト型作品

English

Date

10/1 Fri 9:00-20:00
10/2 Sat 9:00-20:00

入場にはご予約が必要です。ご予約は以下よりお願いいたします。

venue

○間-MA-(HPmap)

statement

今日、COVID-19パンデミックを背景に、ウイルスや病いはかつてないほどに感染、潜伏、汚染、差別、情報伝播、監視、疑念、侵略、分断、戦争の比喩と化している。そしてそれは今に始まったことではない。ペスト、エイズ、S A R S、事態はいつだって同じようなものだった。しかしウイルスをこんな風に扱っていいのかだろうか?わたしたちはこんな風に扱われたいだろうか?「内(INSIDE)」と「外(OUTSIDE)」を峻別し、敵と味方に分断したいだろうか?近代科学によれば、ウイルスがなければ現在のような生物学的進化はなかった。胎盤は形成されることなく、わたしたちは完全に異なった存在になっていた。何百万年と、ウイルスとわたしたちは共生してきたのだ。このパンデミックがどれほど悲惨なものだとしても、生物学的には適応の過程に過ぎない。INSIDEとOUTSIDEはそれほど分明なものではない。そうした「ウイルス」的かつ「グローバル」な観点に立ち、創造力を駆使することで、この危機をわたしたち自身やわたしたちが住む社会、世界を再考し、未来を想像する契機に変えたい。緊急時に関わらず、いや、だからこそ、ウイルスを自由と遊びの比喩として捉えよう。太古の昔からそうであるように、生存とは常に適応なのだ。

<Leading Artists>

ダヴィデ・ヴォンパク(ダンサー、振付師)
ふくだぺろ(詩人、アーティスト、マルチモーダル人類学者)
川口隆夫(ダンサー、振付師)

<collaborating artsit>

ペイイン・リン(アーティスト、デザイナー)
YuUkiKATAYAMA(サウンドアーティスト)
酒井俊明(ティー・デザイナー)
ふくだゆみ/ musicand(ミュージカンド音楽教室主宰、発達療育士)
佐藤知久(文化人類学者)
美馬達哉(脳神経内科医、医療社会学者)
牧野晶子(ウイルス学者)

<Production>

Association Achles
INOUTSIDE Project

カレン・ジューヴ (制作・フランス)
三宅文子(制作・日本)
Noriko Okaku (ヴィジュアルデザイン)

<support>

助成: 公益財団法人 セゾン文化財団
後援: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本